給水、給湯工事は今は サヤ管ヘッダー工法というのが主流になってきました。

プラスチック製の サヤ管の中に 樹脂管(伸縮性に優れているもので、凍結しても割れないです)を挿入して、トイレ、洗面、など個別に配管を持っていく方式です。

何かあっても、個別ですので、その系統だけサヤ管から引き抜いて修理する方式です。

樹脂なので 錆びもなく、水圧も確保され、系統が分かれていますので、修理もその系統だけで手間がかかりません。(初期設備費は若干かかります。)

樹脂管は日光に弱いので、日の当たる所ではサヤ管など保護する物が必要です

先分岐方式。樹脂管を切断して樹脂継ぎ手をとりつけ従来通りの配管をするものです。
継ぎ手の単価が高いので施工費は同じ位です。

鉄管配管によるネジきり油など使用しない為、サヤ管ヘッダー工法同様衛生的にもすぐれています。

サヤ管 青=水
ピンク=湯
ヘッダー継ぎ手。
ここから分岐していきます
個別に配管します

天井軽カル板に漏水による染みがあります
天井内ヒーター巻き替え
寒冷地では、冬場の凍結対策に ヒーター、水抜き栓があります。
左記の写真は天井裏で凍結して漏水したアパートですが、漏水配管を修理した後、凍結防止帯ヒーターの巻き替えと水抜き栓の設置をしました。

ヒーターは配管に取り付けるもので、最近は 自己制御ヒーターという常に微電流が流れていて凍結しそうな部分のみ温度を上げる。というのが主流です。ヒーターの熱を逃がさない為に保温材をその上に巻きつけます。

水抜き栓(不凍栓)は、配管内の水を抜く物です。
長期間滞在しない別荘は重宝すると思います(水抜き栓で全ての水が抜ければ、ヒーターによる電気代がかかりません。電気によるショートでの火事の心配もないですし)。

今までは外に単体で設置してあるのが普通でしたが、最近は家の中にリモコンを設置し、中から操作できるようになりました。(冬場は雪でどこに水抜き栓があるかわからなくなる事があります。屋根雪で埋まってたりとか。緊急時には大変です。)

ヒーターは自己制御型で、本体m=2200円位

水抜き栓設置
松本、白馬 安曇野市近郊で給水、給湯配管、電動水抜き栓取付
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劣化したヒーター。
この状態だと、硬くなっている為、外している時に簡単に折れてしまいます
ヒーター、凍結防止帯交換工事
ヒーターの寿命は約10年。交換の目途になると思います。
ヒーターの再利用は断線、異常過熱(漏電)のおそれがあるのでお断りしております。
古いヒーターは取外しの際に断線する可能性が高いので、状況を見て弊社では交換をお勧め致しております。
自己制御ヒーターは異常加熱なし、重ね巻きも可能(通常のヒーターは重ねて巻くと異常加熱、発火のおそれがあります。)です。
ここのお宅では、トータル19m。通常のヒーター取り付け、既存ヒーター、保温材撤去処分、保温材ワンタッチチューブ取付で8万位かかりました。
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凍結防止帯
凍結防止帯、ヒーター、保温材工事の詳細。
凍結防止帯、ヒーター、保温材交換の詳細
ヘッダー取り付け
青色サヤ管が水の系統
ピンクサヤ管がお湯の系統です。
一本一本単独の給水方式
サヤ管と給水架橋ポリエチレン管との隙間に凍結防止帯、ヒーターを指し込んであります。
部屋の暖房のパネルヒーターに個別に配管をして管理する方法もできます。
解らない事などご相談ください。
お見積を提出しております。(お見積提出はトラブル防止にもなります。)現地調査による状況判断!お見積は無料です。
埋設管(土の中、壁の中)の漏水、修理について
立上り不凍水栓柱(竹村製作所)
DXキューブ、DXキューブ2
埋設管の修理、配管替え
給湯器から油が漏れ、油が土に浸透し、さらに埋設給水、給湯管にまで油が浸み込んだ為、蛇口より臭いがする状態になり、埋設管を交換しました。
ビニル管、樹脂管、ポリエチレン管などは浸透する為、油など漏れた場合、蛇口から臭いがするなど影響が出る事があります。
配管は従来のネジ接合の方式で、パイプは 内外面被覆鋼管 を使用しました。内外面被覆鋼管はプラスチックコーティングをパイプの内面と外面にしてあるパイプで、影響を受けにくい優れものです。若干高めの値段と、接合が従来のネジ接合なので手間がかかります。
ネジ接合なので配管スペースが広く必要です。この工事の場合、油が土に浸透していたので、その土は撤去、処分し、交換しました。
漏水修理では、露出管(見える管)では漏れている状態が確認でき修理もすぐ対応できますが、埋設管、隠蔽部(隠れている部分)では漏水箇所が断定しにくく、 漏水調査 が必要となります。

漏水調査では 不凍栓部(弁の操作)、埋設配管を探し、系統別に止水弁を取付け、漏水箇所を断定する方法をとっています。調査では、日数が必要で、既設配管状況を確認しながら行うので手間も費用もかかる場合があります。既設管が古い状態(年数が経っている管)であれば、調査に手間と費用をかけるなら、新規に配管替えをした方が工事費用も抑えられます。

漏水調査では、ガスなどを使って漏水箇所を断定する方法もありますが、埋設部、水廻りの配管は老朽化、劣化が激しい部分と言えますので、1箇所修理しても、他の部分がまた漏水するという場合がありますので、古い管の場合、新規の配管をお勧めします。
駐在所の漏水調査、修理工事をしました。